羅針盤の部屋~私から見える世界の欠片~

鑑定士 羅針盤 の日々感じていること、見えている世界について、少しずつお話していこうと思います。

【天使】と【悪魔】のお話~あなたのすぐそばに~

こんにちは、羅針盤です。

 

本日は、大晦日です。

今年1年、皆さんは、どんな1年だったでしょうか?

少しそんなことを振り返ってもいいですよね。

 

今年、様々な出会い、または、

別れがあった方もいると思います。

 

人と人が関わる時、その中に【悪魔】と【天使】がいるというお話を今日は少ししてみたいと思います。

 

皆さんのイメージする【悪魔】と【天使】とは、どのようなものでしょうか?

例えば、タロットカードに出てくる 怖い悪魔

角が生えていて、黒い羽のある 禍々しい 姿のモノが悪魔で、

白い羽の生えた 頭に輪のついた 神々しい姿のものが 天使でしょうか?

 

実は、【天使】や【悪魔】と言ったものは、

姿を持っていません。

実態がないのです。

けれど、確実にその存在を感じる時がある。

それは、どんな時でしょうか?

 

【悪魔】は、人々を誘惑し、その人の人生を悪い方向へと向かわせます。悪魔と出会うと、その人は、

様々な悪事や困難に陥り、色々なものを失うこともあります。

 

逆に、

【天使】に出会うと、今まで、塞ぎ込んでいた心が 晴れやかに 澄み渡り、様々な苦難が好転し、新たな人生への素敵な出来事に満ち溢れます。

 

会いたくない【悪魔】、出会いたい【天使】。

それらは、一体どこにいるのでしょうか。

 

実は、皆さんのとても身近な所にいるのですよ。

 

あなたの隣にも。

 

すぐそこに。

 

そんな話をすると、怖いと思うかもしれませんね。 

さらに言うと、それは、【あなた】でもあるのです。 

 

あなたも、誰かの【悪魔】であり、【天使】であるのです。

 

少し難しい話になってしまいますが、

例を出しながらお話しますね。

 

人は、人と関わる時、

誰かにとっては【いい人】であり、

誰かにとっては【嫌な人】であります。 

 

では、分かりやすく極端な話をしてみたいと思います。

 

例えば、1人の殺人者がいたとして、

その人は、殺された被害者にとっては、 

最悪な人間であることは間違いありません。

その時、世間からも被害者家族からも

その人物は【悪魔】と見られるでしょう。

 

しかし、もし、その人物が

全く関係のない場所で、

盲目の老人の手を取り、行き交う交差点を先導したとしたら。その老人からは、その人は【天使】のように思えたでしょう。

 

昔から、哲学などでは、人間について、「性善説」「性悪説」「白板説」などが唱えられているように、

全ての人間は、【いい所】もあれば、【悪い所】もあるのです。

 

そもそも、人間というものが、多面格のものです。

 

そこには、すでに、人の中に【悪魔】と【天使】が、存在するのです。

 

そして、不思議なことに、

 

ここからは、もう一歩話が進むのですが…

 

その人間性 プラス (+)で、人には、

ある人と関わることによって、

自然と【悪魔】や【天使】になる。

という現象が、

人と人の関わりの中では起こるのです。

 

これは、前回の魂の出会いとも 繋がる話になります。

 

人は、ある瞬間、ある出会いにおいて、

【悪魔】になり、【天使】になります。

それは、本人も意図していないことも多く、

それは、その時、出会った人の為であったり、

意識していない所での 自分自身の成長のためであったりします。

 

【ある人】が 人として成長するために、

 

いつもは優しい人が その人の前に行くと、

苦しめる様なことを言ったり、その人を裏切ったり、

もしくは、騙したり するかもしれません。

そのとき、その人には【悪魔】が降臨しているのです。

 

その【悪魔】の存在によって、

それに向かい合った人は、何を学ぶのでしょうか。

なにか苦難を覚えて、挫折や、落ち込み、様々な障害を感じるかもしれません。

 

けれど、それを乗り越えた先に、その人には 何が 見えるのでしょうか。

 

そこに【悪魔】が、現れたからこそ、

見ることここできた景色がそこには、あるはずです。 

 

勿論、その【悪魔】は、決して優しくはありません。

とことん、その人を苦しめるでしょう。

その【悪魔】により、人生そのものが潰されてしまうケースもあります。

だから、人は【悪魔】を恐れるのです。

【悪魔】から逃げ、避けたい と思うのです。

 

実際 【悪魔】と、対峙せずに逃げることも可能です。

 

けれど、その【悪魔】が、あなたに必要な障壁だったとしたら、それはまた、新たな形としての試練として、 やってくるかもしれません。

もしくは、今世では 解決できなかった問題として、残るのかもしれません。

 

私は苦難が来る度、難しい人と出会う度、

【悪魔】が、私に遣わされてきた、と感じるのです。

 

そんな時、私は、その【悪魔】と真摯に向き合い、

試行錯誤し、どうしたら、この難問をクリアできるのか、と考えます。

 

そんな時、私の前には

【天使】が遣わされてくる  ことも、よくあります。

 

これも、【悪魔】同様、身近な人であったり、

新たな出会いであったりします。

普段なそんな事しない人が、

その時に限って、人助けをする。

手を差し伸べる、

そんな時、その人は【天使】になっているのです。

 

人は【天使】になることによって、徳を積みます。

人を慈しみ、人を愛し、人を許し、人を光へと導き

その人自身も 成長するのです。

 

全ての人は、

ある瞬間、【悪魔】になり、誰かの障壁となり、また、ほかの瞬間では、人を救い【天使】としての役目を果たすのです。

 

貴方にも身に覚えがありませんか?

 

あの時、

私は何故あんなことをしたのだろう?

あの瞬間、私は【悪魔】だった。

そして、この人を助けたいと、心の底から思えた、

その瞬間 私は、【天使】だったと。

 

意識できること、出来ないこと、

何故?と思うことは、世の中にはたくさんあります。

 

前回の  前世からの記憶、魂の求め の他にも、

こんな風に 人と人の関わりの中には、

こんなことも起こっているのですよ。

 

という、少し不思議なお話、でした。

 

あ、追記として、

言い忘れていたことを思い出しましたので、書いておきますね。

 

ある出会いの中には、一人の人の中に同時に【悪魔】と【天使】の役割 両方を 司って来る方もおりますので、 ご注意ください。

 

そして、これも時折起こることですが、

ご自身の中に、ご自身に向けての【悪魔】が発生するということもあります。

 

【悪魔】と【天使】は、様々に、姿を変え、形を変え、

あなたの前に現れます。

 

【悪魔】には、恐れずに向かい合うこと。

【天使】には、素直になること。

 

それを心に留めておいたら、その先に素敵な道筋が見えてくると思います。

 

みなさんの 人生に 光が溢れますように。

今年最後の一日、大切に過ごせますように。

お祈りしております。